喫茶人形 〜メイドの恋〜




私たちは
二人だけの結婚式をすることにした…




「な…なんかヒマワリ、増えてね?!」


「あはははは!
うん…!!すご〜い!!」




向かったのは
あの黄色い ひまわり畑


月の下の屋敷で
お茶を運んでいた私は
今、青い空の下 ―――




リョウスケは
なんにも知らなかった私に


いろいろなキモチと…言葉を
たくさんたくさん、教えてくれた…




「やっぱ…指輪くらい
買ってくりゃよかったな」




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