喫茶人形 〜メイドの恋〜



私、ここに一人なんだ…

なんでだろ…

前は一人でいること

全然へーきだったのに…




「…ぅおっ?!
何で泣いてるんですか!!」


「え…」


クローゼットの所から
リョウスケは慌てて走って来た
どうしていいのか
頭をかいて、困った顔してる…



「…ごめん 気にしないで」


「っと…
まぁ…気持ちはわかりますっつか

…ユキナのキモチ、分かるからさ
生活、ガラッと変わっちゃうわけだし」



リョウスケが
ユキナって呼んだ…

初めて聞いたかも…



「…ユイファさんの事もあって
不安になってるんだったら
あのアサノさんって人はいい人だ
俺、そういうの分かるからさ

あ〜もう!大丈夫だって!
俺ら、もう友達だろ?!」



「…友達?」


「だろ?
水ぶっかけあって遊んだし」


「あははは」




別荘での出来事が
キレイな映画みたいに
頭の中に 浮かんで来た…




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