私の好きな人
「で、どうするの?
まだ、如月 蛍って女が残っているけど…
その子で十分?」
「……そうだな…
一応、連れて来てくれや
俺が気に入ったなら
ハーレムに加えるつもりだから」
「OK。分かったよ
じゃあ、なるべく早く連れてくるよ
約束、忘れないでね?」
「分かってる
お前の約束を破るわけねぇだろ
命の危険があるからな」
「ははっ。大袈裟だよ」
「……どうだか…」
公園で会った辰也という男は爽やかな笑みを浮かべていた
目の前にいる栄治という男は、そんな男の笑みを見ながら苦笑いをしていた