私の好きな人

「で、どうするの?
まだ、如月 蛍って女が残っているけど…

その子で十分?」

「……そうだな…
一応、連れて来てくれや

俺が気に入ったなら
ハーレムに加えるつもりだから」

「OK。分かったよ
じゃあ、なるべく早く連れてくるよ

約束、忘れないでね?」

「分かってる
お前の約束を破るわけねぇだろ

命の危険があるからな」

「ははっ。大袈裟だよ」

「……どうだか…」


公園で会った辰也という男は爽やかな笑みを浮かべていた
目の前にいる栄治という男は、そんな男の笑みを見ながら苦笑いをしていた

< 123 / 234 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop