私の好きな人
「やぁ。遅かったね、栄治
そんなに雫ちゃんが気に入ったの?」
辰也は、いつもどおりの爽やかな笑みを浮かべながら、俺の前に手をあげて言ってきた
「あぁ。躾がいがある女だ」
俺は辰也の前に座りニヤッと笑い
辰也の隣で腕と目をタオルか何かで縛られている女を見た
なんだ…
この女…
俺は辰也の隣に座っている女を見て驚いた
まだ顔は見えないのに…
色気が醸し出されている
こんな女は初めてだ
雫のときは、そんなこと思わなかった…
俺は、この女を縛っている状況すら興奮し…
俺はこの女を抱きたくて仕方なかった
「あれ?どうしたの栄治
そんな興奮してさ…?」
辰也は、どこかニヤッと笑っていて
俺は不思議に思いながら、この女は一体なんだ?と目で辰也に訴えた