私の好きな人
〜 辰也 視点 〜
クソッ…!!
俺は近くに置いてあった花瓶を手に取ると勢いよく壁にぶつけた
まさか遥さんが、あんな風になるなんて…!
俺の仲間になって、遥さんの誘惑で色々利用したかったが…
今の遥さんは、もう利用価値がない…!
ちっ
こんなことなら、あの時無理にでも仲間にしとけばよかった…!
俺は周りにあったものを八つ当たりするように投げては壊した
あの雫って女を使うか…?
いや、色気は昔の遥さんに劣る
人を誘惑する技術も持ってないだろ…
クソッ…!!
人を本気で好きになることで遥さんは、あんなになってしまうのか…⁉︎
どうする…
長年かけてきた計画が一瞬で消えた…
ちっ。クソッ…!
俺は、その場に座りこみ
計画を一から考え直した