私の好きな人
「慶都さん
あとは俺たちに任せてください
行くぞ、すば…「遥!どこだ⁉︎ 遥っ!」
早いよ!あぁーもう!アイツは…」
夕也くんとお兄ちゃんは男たちの方に向かって行った
慶都は私を腕に抱くと
近くに置いてあった車に乗せた
「雫、ごめんな…
もっと早く助けてやれば…」
「…慶都、大丈夫だよ…
慶都が思っているようなことはされてないから…」
慶都は私の顔を悲しげな顔で見つめ
私を強く抱きしめた
「帰ろう…
俺らの家に…」
「うん…」
私は慶都の温もりや匂いに安心して
そのまま慶都に抱かれたまま意識を手放した