私の好きな人

「恭也さん、頼みます
遥を…アイツらを助けてやってください…」


俺は恭也さんの方を向くと
恭也さんに頭を下げた


一ノ瀬組が相手じゃ
アイツだけじゃ勝てない

恭也さん…如月組の力が必要だ


「敦、準備させろ」

「おう」


恭也さんは、近くにいた敦さんに声をかけると俺の頭をポンと叩いて部屋から出て行った


まるで…

任せろというかのように…


「ありがとうございます…
ありがとう…ございます…っ」


俺は恭也さんが部屋から出て行ったのを知っていたが、お礼を言い続けていた


恭也さんは、やっぱり…
俺の憧れの人です…

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