私の好きな人

「司くん
もういいから…

さぁ、恭也たちを待ってましょう?」


俺の肩を優しく掴んで俺は顔を上げたら
優しく微笑んでいる蛍さんがいた


「……蛍さん
俺、あんたにお礼言わないといけないことあるんだ…」

「なに?」


ずっと言おうと思ってた
でも、遥が俺と蛍さんが二人でいると心配するからってなかなか言えなかった

遅いけど、言わせてください…


「遥を作ってくれてありがとうございます…っ

俺、遥を本気で愛してます…
本当にありがとうございます…っ」


この人がいなかったら…
俺は遥と出逢えてなかった…

遥を作ってくれなかったら…
俺は、今でも一人だったと思う


「遥と出逢えて本当によかった…」

「うん。私の方こそ、ありがとう
一人ぼっちだった遥に愛を教えてくれて」


それは俺の方だ
俺が遥に教えられた


「本当にありがとうございます…」


遥…
俺の元に早く戻ってこい…

伝えたい言葉や気持ちがたくさんあるんだ…

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