私の好きな人

「じゃあ、俺は帰るよ
また、なんかあったら言って

これさえ払えばやってあげるから」


良太さんは手を振って帰ると
指でお金をつくりニヤっと笑いながら帰って行った


お金でこんなことが解決するくらいなら
いくらでも出しますよ…


「遥さん、では最初にやってほしいことがあるのですが…」

「えぇー、もう仕事〜??
僕、少しは遊びたいなぁ〜」


遥さんは、子どもみたいに駄々をこね始め、俺に微笑みかけた


さっそく
俺を落とす気ですか…


「何がしたいんですか?
なるべく早く終わらせてほしいんですが…」

「もちろん…辰也くん♡」


はぁ…
やはり…

こうなるか…

< 177 / 234 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop