私の好きな人
「ねぇ…司…
僕は司のためなら何でもする…
司のためなら死んでもいいって思うほどに…
司が気に止むことはないよ…
僕が勝手にしたことなんだから…
司、お願い……
僕を離さないで…僕だけを見てて…
僕はもう…
司なしでは生きていけないんだ…」
「遥…
俺はずっと前から…
お前だけを見てるよ…
お前を手放そうと思ったことなんて一度もないよ…
俺もお前なしじゃ、もうダメなのかもしれないな…」
遥が好きだ…
遥が汚されただけでも腹が立つ…
だけどこんな俺を見てお前は笑うんだろうな…
嬉しいって喜ぶんだろうな…
だから、言わねぇ…
俺だけがお前に狂うのは嫌だからな…?
「司…愛してるよ…」
「ああ…俺もだ…」
色々、空回りしてきた俺らだけど…
それらがあったから、今の深い絆があるんだと俺は思うんだ…
俺はこれからもお前を大事にしていくつもりだよ…
遥も俺をこの先ずっと好きでいてくれよな…?