私の好きな人
『…………はぁい…だぁれぇ…?』
「あっ…寝てたのか…?」
『司!?どうしたの!?
僕に電話なんて珍しい〜!!』
「起こしたか…?」
『大丈夫だよ〜
司の声で目が覚めたから〜
でも、どうしたの〜?
僕に電話なんて…
何かあったの?』
「いや、別にたいした用事じゃないんだけど…」
『なにそれ〜
ねぇ、司…
早く帰ってきてよぉ…
僕、一人で寝るの寂しいよぉ…
お願い…つかさぁ…』
「………すぐ帰るから…
大人しく待ってろよ」
『うん…』
「じゃあ切るぞ
愛してるぞ、遥」
『………うん、僕も…愛してるよぉ…』
そして司は電話を切り、俺らの反応を見てきた