私の好きな人

「雫を利用するのはやめてください!」

「利用するって…
酷い言い方するねぇ〜?」


お父さんと慶都が言い争っているのが聞こえた


お父さん、慶都にまで
そんなこと言うなんて…!


私は、お父さんに文句を言おうとリビングのドアに手をかけたとこで…


「本当のことでしょう〜?
僕の傍にいたいからって…

僕の子どもと結婚しようとしてるんだから…」


あの女の声が聞こえた


えっ…?
どういうこと…?


私はあの女の言葉に動揺して
その場に固まってしまった

< 36 / 234 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop