私の好きな人
「…!!
慶都さんっ!
雫の靴がありません!
もしかして、今出て行ったのは…!」
「…まさか!!」
俺は司の言葉を聞き、すぐに雫の靴を探したが、雫の靴はなかった
「まさか、今の話聞いていたんじゃ…!
慶都さん、遥のことは一旦おいといて
雫を捜しましょう!
遥は大丈夫です
たぶん昴の部屋にいると思いますから」
俺は司の言葉に頷いて、玄関から出た
雫がもしあの話を聞いたなら…
いや、聞いたならじゃない!
聞いたんだ!
だから、家から飛び出した
俺は司と二手に分かれて、雫を捜した