私の好きな人

「俺が雫に惚れる…?」


ないよ、そんなこと…

俺は遥と出会ってから今まで
色んな女が俺に近づいてきたけど…

遥以上にいい女はいなかった


ましてや、ずっと見ていた雫を好きになるなんて、ありえない…


「なんで、そんな自信満々に言えるの…?」


遥が、自信満々に言うなんて…


「なんでって…

僕の娘だからだよ」


遥はクスッと笑うと俺から離れた


なぜか、このとき俺は…
雫に惚れてしまうかもしれないと思ってしまった

自分でも分からないが…
遥の言葉が占い師や預言者のように当たるような気がしてしまった


俺は、自分の罪や
遥の言葉を確かめようと…

予定通り、雫と結婚することに決めた

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