私の好きな人
過去
「おかえり、雫」
「ただいま」
次の日、私は慶都と住んでいる家を出て
実家に帰ってきた
私は、昨日まで住んでいた家なのに
少し緊張していたが、お父さんが笑顔で私を迎えてくれたから、その緊張もなくなった
私は慶都と結婚する予定のときから
家を買おうとしていた
最初慶都は家を買うことに反対だったが
私の実家に近いとこに住むということで賛成してくれた
その頃の私は何故慶都が家を買うことに反対だったのか分からなかったが…
今は、分かる
お母さんから離れたくないからだ
だから、あんなに反対していた
雫の家で暮らそうとか言ってた理由がね…
これから、私はお父さんとお母さんの昔の話を聞く
今まで、聞いたことがなかったから
何故か私は、ドキドキする
二人は何故結婚したのか…
今日私は二人の過去を聞けるんだ