私の好きな人

「あぁ…
だから…その…な…

アイツが俺を惚れさせようと頑張る姿?
思ったより、一途で純粋なとことか…

なんか…
可愛く思えてきてよ…

その…なんだ…
俺もいつの間にか、好きになってたっていうか…「遥のことが世界で一番好きってこと?」いや、まぁ…そこまでは言ってねぇが…まぁ、そうな……


って!遥っ!
いつの間にいやがった⁉︎」


お父さんは照れたように顔を赤くさせ頭を掻きながら話していたら…

お母さんがお父さんの言葉を遮り言うと
お父さんは私が言った言葉と勘違いして話を続けていたが、お母さんの存在に気づいて驚いていた


「ねぇねぇ〜
続きは?僕のことが可愛く思えてきて〜?

そのあとは?
ねぇねぇ、司〜」

「だぁー!!
ひっつくな!

い、言わねぇよ!」


お母さんはニヤニヤと笑いながら
お父さんに抱きついて、上目遣いでお父さんに言っていた

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