私の好きな人
朝、遥は俺の腕の中で目覚めると
俺と遥は裸にも関わらず
何もなかったように
俺から離れ、いつものように接してきた
親父は帰ってきて
俺の変化にすぐに気づくと
こうなることが分かっていたかのように
ため息を吐いて、俺に遥を女としてみるなと注意してきた
親父のいい分は正しいが…
もう俺の気持ちは戻れねぇ
遥を俺のものにしたいという欲望だけが残るだけだった
それからは、俺は
遥に何度も告白するが
軽く流されるだけで終わる
親父とイチャつく遥を見て
俺はいつもイライラしっぱなしだ