私の好きな人
「遥!」
俺は家に着くと遥の名前を呼んだ
返事は返ってこなかったが、遥の靴が玄関に置いてあるのに気づき、俺はホッとした
俺は、そのままリビングに入ろうとしたら…
「……あ…っ…つか…さぁ…」
「遥…っ…」
リビングのドアの隙間から
遥と親父が愛し合ってるのが見えた
遥は、俺と抱き合っていたときより
色気が増し魅力的だった
俺はそんな光景を見て
ショックを受けたのにも関わらず
遥を自分のものにしたいという気持ちが強くなった
俺だけを見て
俺だけしか愛せないようにしたい
自分でも怖いくらいの狂気が俺の中に芽生えてきた