私の生きた証
1章…春の香り
春の香がする…私は、胸一杯に深呼吸をした…

「よし、がんばるんば」

そう、私は、小さく言った。

頑張るって言葉をがんばるんばと言って私は優しく包みこんでいた。

私、春野永久(はるの とわ)は今年で高校生になったばかりだ。

この、私のすんでる町から離れた新しい小さな土地で私は思いっきり楽しい高校生活を送るんだ!って思っていた…

あんな、小さな出来事さえ無ければ、私は静かに楽しく学校生活を送れたのかもしれない……
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