私の生きた証
詩保に嫌がらせをした人たちは2,3日学校には来なかった。

後からの話によると、相談室で反省文を書いたり、他に誰が詩保の悪口を言っていたからとかを聞かれていたみたい。

「やっと、やっと終わるね詩保」

そう、私が言ったが詩保は笑ってはくれなかった…。

「何で?何で、私だったの?別に私じゃなくても良くなかったの?死にたい…」

このとき、私は始めて、詩保の心の叫びを聞いた…

詩保の心の叫びは、あの日、あの時…私が一人で言ったものと同じだった…

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