桜の舞った夜ー運命<サダメ>ー Ⅰ(番外リク受付中)
気まずい沈黙のまま、裏口を抜けると目の前には来た時と同じように黒塗りの車。
それを見た笹原は唖然とした顔で口が開いている。
それを横目に、俺はてつが開けてくれた後部座席のドアから中へ入った。
数秒経っても笹原が入ってくる気配がなさそうなので、少し殺気を解放して言った(脅した)。
「……早く入れ。………殺すぞ」
笹「ビクッ)…ぁい」
少しビクビクしながら入ってきた笹原を見て、思わずため息がこぼれた。
それが耳に入ったのか、肩を揺らして顔を少し青くしている。