桜の舞った夜ー運命<サダメ>ー Ⅰ(番外リク受付中)
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「ごちそーさまー」
手を合わせて言うと「ん、うまかったか?」と翔が私に問う。
それに、「もちろんおいしかった。私は翔と自分自身で作ったものしか食べられないからね」と言うと窓の外の蒼く澄んだ空を見る。
その言葉を聞いた2人は、顔を歪めた。
......悲しそうに、苦しそうに。
2人にそんな顔をさせてるのは私だけど、今は知らんふりをさせて。
今2人の言葉を聞くと涙が溢れてしまうかもしれないから。