桜の舞った夜ー運命<ｻﾀﾞﾒ>ー Ⅰ(番外リク受付中)

第４節

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学校から出た私は、校門前に停めてあった車に乗り込んだ。


そこから7分程車は走り、『白河組』と書かれたプレートが掲げてある門の前で一旦止まり、門を開けると敷地内へ車ごと入っていった。



屋敷みたいなバカでかい家に着くと、まずはじめに向かうのは自分の部屋。

部屋で殺し屋の姿“金龍<ｷﾝﾘｭｳ>”に着替える。




金龍の姿は、背中に金の龍が描かれているパーカーに膝までの動きやすい黒色ズボン、そしてアクアマリンを包むように守る2匹の龍のピアスに金髪男子のウィッグをかぶる。

そして鼻から下にバンダナを巻き、顔半分が見えないように。







この容姿は、殺し屋にしては珍しいほど目撃されている。

まぁ、「殺し屋は絶対に姿を見せてはいけない」っていうルールは私が入ってる殺し屋組織にはないからね。

だからといってあんまり姿を見せすぎちゃダメだが。