ハッピーアワーは恋する時間
亜幸さんが私にグッと顔を近づけた。
咄嗟に一歩下がった私は、背中に壁が当たったのを感じた。
チラッと目だけを横に動かすと、亜幸さんの大きな両手は、私の顔の横あたりに置いてある。
やだ。なんで私・・・逃げてるの?
ホントは亜幸さんにキスしてほしいくせに。
「あこうさ・・」と言ってる私を遮るように、「俺は」と亜幸さんが言った。
「俺は、怖いもの知らずな最強のヒーローじゃない。俺にだって怖いものや苦手だと思うことはある。それが弱さとも言えるならそう言い換えてもいいが・・・そういう部分も含めて、俺という人物ができてるんだ」
「あ・・亜幸さんの怖いものって、なに?」
「それは内緒」と亜幸さんは答えると、フッと笑った。
そして亜幸さんは、壁から両手を離して・・・私から一歩下がった。
あれ?キス・・・・・・。
またお預けなの?!
咄嗟に一歩下がった私は、背中に壁が当たったのを感じた。
チラッと目だけを横に動かすと、亜幸さんの大きな両手は、私の顔の横あたりに置いてある。
やだ。なんで私・・・逃げてるの?
ホントは亜幸さんにキスしてほしいくせに。
「あこうさ・・」と言ってる私を遮るように、「俺は」と亜幸さんが言った。
「俺は、怖いもの知らずな最強のヒーローじゃない。俺にだって怖いものや苦手だと思うことはある。それが弱さとも言えるならそう言い換えてもいいが・・・そういう部分も含めて、俺という人物ができてるんだ」
「あ・・亜幸さんの怖いものって、なに?」
「それは内緒」と亜幸さんは答えると、フッと笑った。
そして亜幸さんは、壁から両手を離して・・・私から一歩下がった。
あれ?キス・・・・・・。
またお預けなの?!