ハッピーアワーは恋する時間
「未散?どうした。痛かったのか?」
「ちが・・・ぅっ」
「じゃあなんで泣いてんだよ」
「だっ、て、こんな・・・うぅ、はじめて・・・うっ」
「あ?おまえ・・さっきのが初めてだったのか!?」
「ちがっ!う・・・けど・・・あこうさんのこと、ほしいって、もっとって・・うぅ、思って、それ以外、考えられなくて・・・私、とか、ロクに脱ぎもしないで、こんな・・・なんか私たち、獣みたいに求め合って、そんなのはじめて、ううぅ・・・」
「・・・ごめん。俺が悪かった」と言いながら、私を抱きしめようとした亜幸さんに、私は叫ぶように「ダメッ!」と言うと、亜幸さんの腕をパンと払いのけた。
「おい未散・・・」
「触らないで!もう帰る!帰らないと・・・も、もう・・・」
「もう、何だよ」と亜幸さんは言いながら、また私に近づいた。
でも、咄嗟に一歩後ずさった私を見た亜幸さんは、それ以上私に近づこうとはしなかった。
・・・こんな状況でも、亜幸さんの低い声も口調も、いつもどおり穏やかで。
グシャグシャな泣き顔をしている、自分でも何を言ってるのか分からない私に対して、至って冷静に対処して。
なんかもう私・・・何やってるんだろ・・・。
「ちが・・・ぅっ」
「じゃあなんで泣いてんだよ」
「だっ、て、こんな・・・うぅ、はじめて・・・うっ」
「あ?おまえ・・さっきのが初めてだったのか!?」
「ちがっ!う・・・けど・・・あこうさんのこと、ほしいって、もっとって・・うぅ、思って、それ以外、考えられなくて・・・私、とか、ロクに脱ぎもしないで、こんな・・・なんか私たち、獣みたいに求め合って、そんなのはじめて、ううぅ・・・」
「・・・ごめん。俺が悪かった」と言いながら、私を抱きしめようとした亜幸さんに、私は叫ぶように「ダメッ!」と言うと、亜幸さんの腕をパンと払いのけた。
「おい未散・・・」
「触らないで!もう帰る!帰らないと・・・も、もう・・・」
「もう、何だよ」と亜幸さんは言いながら、また私に近づいた。
でも、咄嗟に一歩後ずさった私を見た亜幸さんは、それ以上私に近づこうとはしなかった。
・・・こんな状況でも、亜幸さんの低い声も口調も、いつもどおり穏やかで。
グシャグシャな泣き顔をしている、自分でも何を言ってるのか分からない私に対して、至って冷静に対処して。
なんかもう私・・・何やってるんだろ・・・。