ハッピーアワーは恋する時間
「・・・亜幸さん」
「ん?」
「・・おなか、すいた」
私の呟きに、亜幸さんはフッと笑うと、「俺も」と言った。
「おまえは何食べたい?」
「牛丼かネギトロ丼」
「つまりガッツリ系か」
「うーん・・ていうか、丼もの食べたい。でも親子丼って気分じゃなくて・・」
「分かった。うち今メシないし、食材もあんまないから・・“サボ”行くか」
「サボ?」
「俺たちが再会したカフェバー」
「あぁ。ハッピーアワーしてる」と私が言うと、亜幸さんがギュッと抱きしめてきた。
これって「うん」という頷きの代わり?
なんとなくだけど・・照れる。
「あそこなら歩いて行けるし」
「でも亜幸さん」
「ん?」
「そこで牛丼とか食べれるの?そんなのメニューになかったと思うけど」
「丼はメニューに載ってないが、オーナーとは顔なじみになったから、リクエストしたもんは大抵出してくれる。だからま、たぶんだが食べれると思う」と亜幸さんは言いながら、私の二の腕をそっと持って、一歩下がった。
「ん?」
「・・おなか、すいた」
私の呟きに、亜幸さんはフッと笑うと、「俺も」と言った。
「おまえは何食べたい?」
「牛丼かネギトロ丼」
「つまりガッツリ系か」
「うーん・・ていうか、丼もの食べたい。でも親子丼って気分じゃなくて・・」
「分かった。うち今メシないし、食材もあんまないから・・“サボ”行くか」
「サボ?」
「俺たちが再会したカフェバー」
「あぁ。ハッピーアワーしてる」と私が言うと、亜幸さんがギュッと抱きしめてきた。
これって「うん」という頷きの代わり?
なんとなくだけど・・照れる。
「あそこなら歩いて行けるし」
「でも亜幸さん」
「ん?」
「そこで牛丼とか食べれるの?そんなのメニューになかったと思うけど」
「丼はメニューに載ってないが、オーナーとは顔なじみになったから、リクエストしたもんは大抵出してくれる。だからま、たぶんだが食べれると思う」と亜幸さんは言いながら、私の二の腕をそっと持って、一歩下がった。