ハッピーアワーは恋する時間
「まずは服着ないとな」と言った亜幸さんは、ボクサーショーツを履いているだけの姿で・・・。
あぁ!今になって、やっと亜幸さんの逞しい体を・・・じっくりと鑑賞・・じゃなくて見れた気がする!
もう、亜幸さんってカッコよすぎ!
他の人・・特に女の人たちには見せたくない!
亜幸さんの裸の胸板に、二の腕の筋肉に、全てに見惚れていいのは、私だけ・・・。

左手で前髪をかき上げながら、私に微笑みかけた亜幸さんは、その指の背で私の頬を撫でると、「後で」と言って、寝室の方へ歩いて行った。

・・・ハッとしたりボーっとしたり。
ヘンに独占欲かき立てられたり。
私の心は、単純に・・・忙しい、いや。

私の「恋」心は、ドキドキときめいて、忙しい・・・亜幸さん限定対象で。

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