ハッピーアワーは恋する時間
「いらっしゃいませー!」と元気よく出迎えられた店内に、意外と人がいたのは、“カフェ”バーだからか。
私のようにひとりで来ている、私と同年代くらいとおぼしきアラサー女性もちらほらいる。
その女性たちは、グラスに注がれたドリンクや、カップに入っているコーヒーをおともに、ノートパソコンやスマホを駆使して仕事をしている人が大半だ。
広々とした店内はテラス席もあって、いい感じで解放的。

いい雰囲気のお店に入れてよかったと思いながら、テラスに近い窓際席に座った私は、早速メニューを見始めた。

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