ハッピーアワーは恋する時間
思ったとおり、公園ではキャンプファイアーをしていなかった。
でも・・・・・お肉を焼いてるグリルから出てくる煙が、思った以上に多くて・・・あぁダメ!
おなかすいてるけど、自分からグリルの方へ行けない!
紙皿を持ったまま、その場に立ちすくんでいる私の窮状を知らない亜幸さんは、ニコニコしながら、なかなか動こうとしない私の腕をそっと掴んで歩き出した。
「何ボーっと突っ立ってんだよ。腹減ってんだ・・・どうした」
「あこうさ・・わたし・・こわぃ・・」
「怖い?何が」
「け、煙・・・」
「分かった。じゃああっちに行こう。歩けるか?」
亜幸さんの声が、いつもよりもっと落ち着いてて・・・優しく聞こえる。
それだけで安堵した私は、コクンと頷いた拍子に、ホロリと涙が流れ出てしまった。
でも・・・・・お肉を焼いてるグリルから出てくる煙が、思った以上に多くて・・・あぁダメ!
おなかすいてるけど、自分からグリルの方へ行けない!
紙皿を持ったまま、その場に立ちすくんでいる私の窮状を知らない亜幸さんは、ニコニコしながら、なかなか動こうとしない私の腕をそっと掴んで歩き出した。
「何ボーっと突っ立ってんだよ。腹減ってんだ・・・どうした」
「あこうさ・・わたし・・こわぃ・・」
「怖い?何が」
「け、煙・・・」
「分かった。じゃああっちに行こう。歩けるか?」
亜幸さんの声が、いつもよりもっと落ち着いてて・・・優しく聞こえる。
それだけで安堵した私は、コクンと頷いた拍子に、ホロリと涙が流れ出てしまった。