【短編】愛トキドキ憎しみ
慎司の手が緩んだ隙に、少し顔を上げて彼を見つめた。
私を見下ろす視線はとびきり甘くて、体がとろけそうな感覚を覚える。
フッと口元を動かしたかと思うと、慎司の手が私の髪をすくい上げて優しく撫で、そのまま顔へと手を滑らせて顎を持ち上げた。
あっ……
キス……される。
じれったいくらいゆっくりと近づく慎司の顔。
彼の目が私を捉えて離さない。
瞬きさえ忘れていた。
キスまでの時間……
スローモーションのように流れる時。
睫毛が顔に触れそうな距離になって、私はようやく静かに目蓋を閉じた。
トクンッ……。
やわらかな感触。
微かに触れる唇に、敏感に感じる体。
胸のドキドキが激しさを増していく。
私は欲するように自分から少し口を開き、彼の唇を何度も奪った。
部屋中に響き渡るキスの音が気持ちをさらに高ぶらせ、次第に激しさを増していく。
私を見下ろす視線はとびきり甘くて、体がとろけそうな感覚を覚える。
フッと口元を動かしたかと思うと、慎司の手が私の髪をすくい上げて優しく撫で、そのまま顔へと手を滑らせて顎を持ち上げた。
あっ……
キス……される。
じれったいくらいゆっくりと近づく慎司の顔。
彼の目が私を捉えて離さない。
瞬きさえ忘れていた。
キスまでの時間……
スローモーションのように流れる時。
睫毛が顔に触れそうな距離になって、私はようやく静かに目蓋を閉じた。
トクンッ……。
やわらかな感触。
微かに触れる唇に、敏感に感じる体。
胸のドキドキが激しさを増していく。
私は欲するように自分から少し口を開き、彼の唇を何度も奪った。
部屋中に響き渡るキスの音が気持ちをさらに高ぶらせ、次第に激しさを増していく。