今日こそ絶対に自殺します。
「できたぁー!!!」
「よし、じゃあそれを1束にまとめてプレゼントと一緒に渡そうっ!」
パピヨンは手紙を全部回収すると1束にまとめて、アップルパイの入った箱の上にポンと置いた。
「お兄ちゃん喜ぶかなぁー?」
「ほんとドキドキするー!」
子供たちは喜びを通り越して、今は少し緊張気味。
「会いに行くか!お兄ちゃんに!」
「「「ーーーうん!」」」
私たちは部屋から出ると、子供たち全員と廊下に集まった。
何気私もついてきちゃったけど……
アップルパイ作り終えちゃったし、もう用済みだよね……?
「あの……」
周りの視線は一気に私に注がれる。
「私、もう失礼します。
お兄ちゃん喜んでくれるといいですね。
じゃあまた」
そう言い残して私がその場を立ち去ろうとするとーーー
ガシッ!
えっ?
「ちょっと待って!!!」
パピヨンはまたまた腕を掴んできたのだった。
「チャンぴかにも一緒に来て欲しいんだ!」
「…え?」
いやいやいやいや!いやなんで!?
私全く関係ないだろうよそのお兄ちゃんに!
「え、遠慮しときます!
私関係ないんで…「いやある」」
パピヨンはニッコリと笑った。
「お兄ちゃんはーーーチャンぴかもよく知ってる人だ!」
ーーーえっ?
知ってるーーー人!?