今日こそ絶対に自殺します。





ちょ、ちょっとーーー


自殺しに行きたいのは山々だけど……


ウツボの前で堂々と言うなよ!!!






「え………チャンぴかさん、
自殺してしまうんですか………?」



すぐ隣で聞いていたウツボは目を丸くした。



「そーだよ!!
そもそもチャンぴかは自由に自殺するためにメガ症ハウスに入ったんだ!!」


パピヨンは顔色ひとつ変えずに喋ってしまう。




ーーーおいおいおいおいおいおい!!!!



おい!パピヨン!!


何言ってんだよ!!!


その口縫い付けてやろうか!?





「………そうなんですか」



たちまちウツボはがっかりしたような顔をした。



あーあ、もーとてつもなく逝きづらい…



「……でも仕方ないですね…
メガ症の決まりですからね……」



ウツボは私を見ると弱々しく笑った。



「チャンぴかさん……
思いっきり自殺してきて下さいね……」







思いっきり自殺する、ね。



私は立ち上がるとウツボを見つめた。




「うん、分かったーーー」






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