今日こそ絶対に自殺します。






ーーーえ?名前の由来!?



『私、分かりましたぁ!!
チャンぴかさんの名前の由来!!』



前に豆腐ちゃんにも同じことを言われた。



ウツボにも分かったの…?


私の名前の由来がーーー






「すごく、いい名前ですね…パピヨンさん…」



ウツボは横にいるパピヨンを見つめるとそう言った。



「だろだろぉ〜!?!?
俺のイチオシだっ!!」



ベンチでくつろぎながら、パピヨンは笑った。






まさか、ウツボも分かってしまうなんてーー



なんだこれ、

気になりすぎて……



死にたくなくなってきちゃったじゃん……!




「あの…ウツボくん?」


「…はい、なんですか…?」


「よかったら…その由来教えてくれない?」


「………」



ウツボはしばらく黙っていると、決心したかのように私を見つめた。




「いえ……僕は教えることはできません。

ーーーこれは…チャンぴかさんが自分で見つけるべきです……」



「っ……」




また言われてしまった。


自分で見つけろとーーー





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