今日こそ絶対に自殺します。
「まじ勘弁っ!今日だけは見逃してぇ!」
「うるせぇバッキャロー!!
パピヨンのくせに調子乗ってんじゃねぇ!!」
静かなカフェの中で、大声をあげる海パン男。
おかげで客の視線は完全に私たちへと注がれてるーーー
「あの、お客様……」
ふと、1人の店員が話しかけてきた。
「他のお客様の迷惑になりますので……
もう少しお静かにして頂けないでしょうか…」
店員は明らかに怯えている。
「………ちっ」
海パン男はまるで喧嘩を売るような目で店員を睨みつけた。
「ひぃ…!」
ドスドスと店員に近づいていくと、海パン男は鋭い目つきで言った。
「はい、分かりました」
ーーーえ?
「というか長居してると思うし、だいぶ迷惑もおかけしたと思うので、そろそろ帰りますわ」
ーーーえぇ!?
す、素直だった!!