今日こそ絶対に自殺します。
恋をしても無駄な人生。
どうせ何も起こらない人生。
私の未来はきっとーーー真っ暗だ。
「あ…」
いつものネガティブ具合。
「あれ?」
いつもの沈み具合。
ああ、私、今ーーー
自殺したい……!!!
うおーー!!!やったぁ!!!
いつもの私が戻ってきた!!!
迷子状態抜け出したぁー!!
私今めちゃくちゃ自殺したい!!!
間違いなく自殺したいって思ってる!!!
これはもう行くしかない!!
自殺しに!!!
「ガタンッ!」
私はその場に勢いよく立ち上がると、ニオさんを見つめた。
「ありがとうございますニオさん!!
私、やっと(自殺しに)行く気になれました!」
「え、本当に!!嬉しいわ!
頑張って(告白しに)行ってきてね!!」
私の両手をギュッと握るニオさん。
「大丈夫よ。
子ねずみちゃんなら(告白)できるわ」
「ありがとうございます!
自信持って(自殺)してきますね!!」
ーーーでは!!
そう言って私は急いでバーを出て、アパートへと駆け出した。
『思い出BAR ぼっちゃん』と書かれた看板を背にしてーーー