今日こそ絶対に自殺します。
「うぅーん……あれ…?」
しばらく経つと、パピヨンが眠たそうな表情で体を起き上がらせた。
やっと起きたか、こいつ…
「俺のプリンは……?」
「…っ」
出ましたプリン。
そんなにプリンが恋しいなら一生夢の中でプリン追いかけてろっつーの。(You should death!)
「まあ……いっか!昨日食ったし!」
パピヨンはそのまま立ち上がると、うんと背筋を伸ばした。
そして辺りをキョロキョロすると、ようやく私の存在に気づいた。
「あれ?チャンぴか!?
なんでここにいるの!?」
うーん、こっちが聞きたいです。
「もしかして俺のこと…
待っててくれたの!?」
「……っ」
悔しいけど…そういうことになります。
「…私の意志じゃ、ありませんから……」
私がそう言うと、パピヨンは子供っぽい笑顔を作った。
「ーーーいや、嬉しいよそれでも」
ーーードキッ
「ーーーっ」
私はすぐさまパイプ椅子から立ち上がり、パピヨンの方を向いた。
「では私、失礼しますんで」