今日こそ絶対に自殺します。






ブーンブンブンブンブンーーー



ーーーアパートの前まで全力疾走していくと、そこにはヘルメットも被らずにバイクにまたいでるパピヨンがいた。




「おーうチャンぴかぁ!豆腐ー!
速く乗れぇー!!」




バイクの元に着くと、豆腐ちゃんは息を切らしながらパピヨンを見上げた。




「……お待たせしましたパピヨンさん!
どうすればいいですかっ!?」


「とりあえず後ろにチャンぴかが乗って、豆腐は俺の膝の上だ!」










ーーー言われた通りの配置に乗ると、パピヨンはさらにエンジンを蒸し始めた。




「あの…!ヘルメットは!?」


エンジン音が響き渡る中、私はパピヨンに向かって叫んだ。



「そんなもんねーよ!!」


「えぇ!?!?」


「捕まっとけー!!」




パピヨンがおもいっきりアクセルをまわすと、



ブウウウウウウウン!!!!


「……っ!!!!」



たちまちバイクは動き出した。


















ーーーもっっっのすごいスピードで!!!





「ぎゃああああああ!!!」



とりあえず叫ばずにはいられなかった。


スピードが緩まない上にバイクはクネクネと身を揺らしているーーー








「ひゃっほーーーーい!!!!」


「うぃぃぃぃぃ!!!!」




なぜだかものすごく楽しそうな前の2人。



「止めでぇぇぇぇ!!!」






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