今日こそ絶対に自殺します。




あーもースピード出しすぎてるからだよ!!


それにヘルメットも被ってないし!!


あと3人乗りしてるし…!!



捕まる要素満載じゃねーかっ!




「やべー俺免許持ってないや」



えぇぇぇ!!!無免許!?!?



もはや捕まる要素しかないっ!!!







「どうしましょうパピヨンさんっ!」



不安げな顔で豆腐ちゃんはパピヨンを見上げた。




「後ろについてるのは何台だ!?」



「えっとー…3台だと思われます!!」



「………なら、いける」








ーーーどういう根拠で言ってんのそれ!?






「いいか、チャンぴか!豆腐!
お前たち2人を建物の前でおろす!
だから急いで降りてくれ!!
ーーー俺はサツをまいてから行く!!」




ーーーえ?


パピヨン…?





「そんなパピヨンさんっ!!」



豆腐ちゃんは目をうるうるさせている。



「大丈夫だ!3台だけなんだろ!?
楽勝楽勝!ふぅーー!!
人生もっと破天荒に生きようぜ!!
ふぉーーーー!!!!」




パピヨンは相変わらずのテンションで叫び続けている。



こんな状況でも笑っていられるお前に一度はなってみたいよ。





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