今日こそ絶対に自殺します。
「ーードサッ!!」
やつは私の目の前に勢いよく落ちた。
「うほーくっそいてぇー!」
三階から落ちているというのに、生きている(むしろ暴れている)パピヨン。
「おーい大丈夫かーパピヨン」
ふと、また頭上から聞いたことのある声がした。
見るとあの海パン男が相変わらずのいかつい顔で窓から下を覗き込んでいた。
「まじやめてほしーわー兄貴ー!
いきなり窓から投げるとか流石に反則ー」
「俺の辞書に反則なんて言葉などないぞ!
ほらほら11回戦目始めるからとっとと上がってこい!」
えー、とパピヨンはふてくされた顔をする。
「とりあえずお前が上がってくるまで俺はここで待ち続けるからなー!」
そう言って海パン男は勢いよく窓を閉めてしまった。
「ったくー…」
その場にしゃがみ込むパピヨン。
あぁ、私は嫌な予感だけは当たる。
またまたこいつに出くわしてしまったぁぁ!!