今日こそ絶対に自殺します。
「………」
パピヨンは黙って私を見つめた後、私の隣に来てーーー
「…え?」
ーーーストンと座った。
「もーチャンぴかぁ……
いきなりいなくならないでくれよー
みんなめちゃくちゃ心配たんだからー」
パピヨンはそう言うと、後ろに倒れて腕を思いっきり伸ばした。
「くぁー!
それにしてもきれーだなー空ー!!」
パピヨンはまるで子供みたいにはしゃいでいる。
「…そうですね」
「チャンぴかも仰向けになりなよ?」
「えっ?」
「よく見えるよ?空!」
少し躊躇ったけど、私は言われた通り仰向けに寝てみた。
「うわー」
仰向けになると視界が空だけになり、なんだか吸い込まれそうな気分になった。