今日こそ絶対に自殺します。
おしとやかな母と心優しい父の間に生まれた私だけど、どうしてなのか幼い頃から口が悪かった。
「礼子ちゃん…ママが後でやってあげるから」
「はぁ?後で!?ふざけんじゃねーよ!!!
それでも私の母親かよ!!
母親ならもっと娘に尽くすべきだろ!!!
今やれっつってんだよ今!!」
小学1年生の頃から、既にこのレベル。
自分でも口が(多少)悪いことは知っていたけど、そこまでではないと思ってた。
「礼子ちゃんはちょっと怖いからねー」
「あーあのおっかない礼子ちゃんねー」
近所の人たちは、みんな私を怖いもの扱いした。
そのせいか、誰も私に近づこうとしなかった。
「ふっ、別にいいし!」
口が悪くてどんなに怖いもの扱いされても、ここだけは私のいいところ。
すぐに、立ち直れる。(むしろ凹まない)