今日こそ絶対に自殺します。
「ーーーチャンぴか、よく聞いて」
再びニオさんが口を開いた。
「パピヨンは絶対に死なないわ。
絶対に目を覚ます。
信じてあげて、パピヨンを。
ーーー凄まじい苦しみの中で、必死に生きてきたパピヨンを」
「ーーーえっ…?」
私はふと顔をあげた。
ニオさんは抱きしめていた私の体をそっと離すと、私の目をまっすぐ見て喋り始めた。
「チャンぴか……
これはあなたにしかできないことよ。
ーーーパピヨンを、
救ってーーー」