今日こそ絶対に自殺します。
中学校に上がると、私は1年生の頃から生徒会に立候補して生徒たちの先頭に立つようになった。
―――これも先生やお母さんから褒められるため。
生徒たちの先頭に立つことはものすごく気持ちがいいことで、何より自分が優越感に浸れた。
人の前に立つことが自分にあっていると感じたのはこのときがはじめてだった。
『暗川。お前は本当に頭がいいなぁ!』
中学校に入ってからも褒められまくりの生活には変わりなかった。
『光ちゃんかっこいい!!めっちゃ頼りになる!!!』
その上生徒会にも入っていたから、私は周りの友だちからも慕われ続けた。
私が優秀な成績をとるほど先生は喜ぶし、生徒会を頑張るほど友達には慕われた。
頑張れば頑張るほど私の周りはどんどん私によくしてくれる。
そう思った私はなにもかも頑張り、生徒の憧れの存在でい続けた―――