今日こそ絶対に自殺します。
ーーーだけど、人生そうスムーズに行くものではなかった。
頭のいい私立高校に入学すると、たちまち私は困り果ててしまった。
私の周りは私と同じくらい頭が良くて、それなりに指導力のある人がたくさんいたのだ。
まずい。
このままだと、認めてもらえない…!
そう思った私は本当に本当に勉強を頑張った。
毎日寝ずに予習復習をした。
―――だけど、睡眠時間がとれないことで授業中はいつも寝てばかり。
結局私はどんどん成績を落としていった。
勉強は…もうだめかもしれない……
成績表を片手に私はある日決心をした。
『勉強はあきらめて、とりあえず今やっている部活のキャプテンになろう!』とーーー
私は小学生の頃からずっとバレーボールを続けていて、この高校でもバレー部に所属していた。
キャプテンになれればみんなからは慕われる!
そう確信した私は必死で練習を頑張り、顧問や先輩の目を引きつけて見事キャプテンの座につくことができた。