今日こそ絶対に自殺します。
「ーーーえ?」
パピヨンはさらに驚いている様子だった。
「あなたは世界で一番重い罪を背負ってるんです。ーーー故に世界一最低で、世界一アホで、世界一マヌケな人間なんです」
「え、えぇ!?」
私はパピヨンが寝ているベッドを思いっきり蹴飛ばすと、パピヨンの胸ぐらを思いっきり掴み上げた。
「え、あ、いで!!いででででで!!!
やばい折れる!ってか折れてる!!
どーしたんだよチャンぴか!!!」
「どーしたこーしたカンケーねーだろ!!
この大罪人!!!!!!」
「ひぃっ!!」
パピヨンは混乱している様子だった。
ーーーそれもそのはず。
今の私はきっと、ニオさんよりも怖いはずだから。
「おめえなーんも分かってねぇなぁ!!!
私に遠回しで色々教えてきやがったくせに、実はなぁんも分かってないただの馬鹿なんだよな!?!?」
「え…チャンぴか…
本当にどうしちゃったの…?」
「黙れ!口出すんじゃねーよ!!」
「っ!!!」
私は一呼吸置くと、パピヨンをさらに睨みつけた。
「いいか大罪人!よく聞け!!
私はあんたに腹が立ってんだよ!
ハラワタ煮えくり返ってんだよ!!
あんたのせいで、私は頭がおかしくなりそうだんだよ…!!
ーーーなんか心当たりねーのか?あぁ?
お前が犯した世界一の罪。
心当たりはねーのか?」
「え……」
パピヨンは考えている様子だった。
そしてーーー
「……っ」
何かを思い出したのか、唇をギュッと噛み締めた。