今日こそ絶対に自殺します。
「ーーーあるよ…」
パピヨンは悲しげな表情で、ボソッと答えた。
「ニオか、話したのは」
「………」
私はしばらくパピヨンを見つめると、胸ぐらから手を放し、そして背を向けた。
「そーだよ、私は全てニオさんから聞いた」
「……っ」
パピヨンの険しい表情が、背中越しに伝わってくる。
私は目を瞑った。
私が伝えたいことをはっきりとさせた。
そして、もう一度彼の方を向いたーーー
「あんた馬鹿じゃないの?
まさか、過去にあった出来事のこと言ってる?」
「え……」
「え…ってこっちがえーだわ!!
はっはーん、ほーんとお前馬鹿だね!!!
頭おかしーんじゃねーの!?
ーーーあんたの罪は、それよりも何億倍も何兆倍も重い罪だよ」
私は後ろに置いといた大きな箱を両手に抱えるとーーー
その中身をパピヨンにぶっかけたーーー