今日こそ絶対に自殺します。






ーーー河原に着くと、そこには1人の少女が立っていた。




地元の中学校の制服を身につけ、ツインテールをゆらゆらと揺らしている。




「あっ!」


少女はこちらに気づくと、目をキラキラさせて駆け寄ってきた。



「チャンぴかさぁーんっ!!!」


「豆腐ちゃん!」


「わーーーきゃーーー久しぶりですぅ!!」




豆腐ちゃんは私の目の前に着くと、私とキラリを交互に見つめた。



「うはー!チャンぴかさんそっくりですね!
娘さんっ!!すっごいかわいいですぅー!」



豆腐ちゃんはしゃがみこむと、キラリの目線に顔を合わせた。




「キラリちゃん!はじめましてっ!
私、豆腐と申しますですっ!」



「これなぁにぃ?」


キラリは豆腐ちゃんのツインテールに触った。



「あっこれですかっ!?
これは『男のロマン』と『男の肉体美』ですっ!」


「豆腐ちゃんっ!?」





豆腐ちゃんは小学校を無事卒業した後、地元の中学校に入学したらしい。



話を聞く限りでは、BL好きの女子(腐女子)も何人かいるため、学校生活がものすごく楽しいそうだ。




「思った以上に豆腐ちゃんが元気で、本当に嬉しいよ私」


「ほんとですかっ!?
私もチャンぴかさんとキラリちゃんが元気そうなのを伺えて、本当に嬉しい限りですっ!」




豆腐ちゃんはツインテールを揺らしながら、ピョンピョンと跳ねている。





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