今日こそ絶対に自殺します。
「チャンぴか、よかったらそのちっけぇーのにもボクシングやらせねぇか!?」
「え!やらせないですっ!」
「キラリやりたぁーい!」
「えぇ!!やめてキラリ!!」
「よぉーし!決まりだなぁ!!ははは!!」
キラリには絶対にやらせたくないけど、きっとここのボクシング教室に通った子供たちは、みんな強くなれると思う。
だって、兄貴さんがいるんだから。
「ではまた、兄貴さんお元気で」
「おうじゃあな!!
ちっけぇのも待ってるぞぉー!!」
「うん!じゃーねおじちゃん!!」
「………」
「あにきだよ!あにき!(小声)」
「あにき「おうじゃあなぁぁ!!!」」
ーーー私は練習場を後にすると、待ち合わせをしているくじら公園に向かった。