今日こそ絶対に自殺します。
「ーーーなぁに、あれ?」
「えっ?」
ふと、手をつないでいたキラリが上を見上げた。
どうやら見ているのは、図書館の上の方。
私もつられてそこを見つめてみた。
そこにはーーー
「はっ!!」
私はキラリの手を離して、全力で駆け出した。
そして図書館の中に入り、階段を急いで登って行った。
ーーー着いたのは最上階の窓。
そこには窓に足をかけている一人の少年がいた。
「ハァ…ハァ…」
私は息を切らしながらも少年に近づいていった。
そしてーーー
「ねぇ、そこの君!」
「っ!!」
笑顔で声をかけたんだ。
「ちょっとそこらで、お茶しない?」
【END】