今日こそ絶対に自殺します。
ーーーと、その時だった。
「まーじあいつクソキャプテンだわ」
………え?
クソ…キャプ……
「ほんとほんと!ちょーキモい!!」
「自己中過ぎるよね!!」
「しーね!しーね!クソキャプテーン!」
ぎゃはははははははははははははははは
……え?
嘘だよね…?
これって、
私のこと…?
「よく見たらあいつ超ブスじゃね?」
「わかるー!」
「なんか自分できますよ的なオーラいつも出してるよね!
まじ勘違い女!」
「聞いた?男子からの評判!
ダントツで悪いらしいよ!!」
「まじかよ笑えるぅー!!」
……えっ…
待って……
それ以上…言わないで……
お願いだから……!
「暗川じゃなくてクソ川じゃね?」
「あははー!爆笑!!」
…やめて……
「クーソ川っ!クーソ川っ!!」
……やめてやめてやめて……
「あいつなんかいなくなればいいんだよ」
「ーーーーーガタッ!」
私はトイレの個室の中で座り込んだ。
涙なんて出てこなかった―――…